【ボクシング】元K1王者・武居由樹についてまとめてみた
今回は元K1王者でありボクシングの世界に転向後のデビュー戦を「103秒殺」のレフェリーストップによるTKO勝利となり話題になっている武居由樹についてまとめていきたいと思います。
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プロフィール
戦績
- アマ:97戦82勝15敗
- プロボクシンング:3戦3勝(3KO)
- プロキックボクシング:25戦23勝2敗(17KO)
獲得タイトル
- WINDY KICKスーパーフライ級王座
- 初代Krush -53kg王座(防衛1度)
- 第2代K-1 WORLD GPスーパーバンタム級王座(防衛1度)
動画
ファイトスタイル
軽量級らしかぬハードパンチャーで、いずれも派手で豪快な試合が多いです。
何か優れたものがあるというよりかは全体的に優れている印象。
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来歴
足立区の母子家庭で育ったが、問題児だった武居を手に負えなくなった母親は思い悩んだ末に親子心中まで考え、武居が10歳の時に問題のある子供たちを引き取って指導しているキックボクシングジムへ預けることにする。
武居はキックボクシングジムの古川誠一会長の自宅に住み込んで他のジム生と共同生活を送りながら厳しいトレーニングに励む。
最初は嫌々だったが、日々の練習と生活の過程で礼儀作法を学び直したことで素行が落ち着き、大会で優勝するようになるとだんだんと楽しくなりキックボクシングにのめり込んでいった。
都立足立東高校ではボクシング部に入部、キャプテンを任されるまでになり、武居のボクシングの成績を評価した大学から推薦入学の話も舞い込むが、その話を断りプロキックボクサーを目指すことを選んだ。
2012年2月25日、ビッグバン〜統一への道〜 其の八のオープニングファイトにおいて那須川天心とアマチュアキックルールで対戦し、1-1の判定でドロー。
2014年11月9日、Krush.47でプロデビュー。たすくと対戦し、KO勝ち。
2015年1月4日、Krush.49で佐野天馬と対戦し、0-2の判定負け。
2015年4月19日、K-1 WORLD GP 2015 IN JAPAN~-55kg初代王座決定トーナメント~で西京春馬と対戦し、0-2の判定負け。
年下の選手に2連敗したことで、キックボクシングが向いてないのではと落ち込み、一時期引退も考えるが、階級を下げたことで勝ち始める。
2016年2月5日、Krush.63で軍司泰斗と対戦し、3-0で判定勝ち。
2016年4月10日、Krush.65のKrush -53kg初代王座決定トーナメント準決勝で隆聖と対戦し、左アッパーでKO勝ち。
Krush王者
2016年6月12日、Krush.66のKrush -53kg初代王座決定トーナメント決勝戦で上羽優希と対戦し、右アッパーでKO勝ち。
初代Krush -53kg王座を獲得。
2016年12月18日、Krush.71のKrush -53kg王座の防衛戦で隆聖と対戦し、KO勝利を収め、王座の初防衛に成功した。
K-1 WORLD GP王者
2017年4月22日、K-1 WORLD GP 第2代スーパー・バンタム級(-55kg)王座決定トーナメントに出場。
1回戦でアントニオ・オルデンと対戦し、初の国際戦で動きに固さが見られ、やや苦戦しながらも2ダウンを奪い3ラウンドKO勝ち。
準決勝では石田圭祐に左ストレートがきれいに入りダウンを奪うと、続けざまに右ボディフックから右フックのトリプルを決め、1ラウンドKO勝ち。
決勝ではボクシングに転向していた久保賢司をボクシングテクニックで上回り終始圧倒して完勝、フルマークの判定勝ちを収め、普段試合をしている53kgではなく一階級上のスーパーバンタム級(-55kg)でのトーナメントを不利な体格差をはね返して優勝を果たし、第2代K-1 WORLD GPスーパーバンタム級王座を獲得。
リング上のマイクで「ここまで来れたのは会長と会長の奥さんと、かあちゃんとジムの仲間、応援してくれた皆さんのおかげです」と感謝の気持ちを述べた。
2017年09月18日、K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ウェルター級王座決定トーナメント~にて伊澤波人と対戦。フットワークを使って伊澤の得意なローキックをまともに貰わないようにしつつ、パンチを上下に散らし蹴りも交えた多彩な攻撃で徐々にダメージを与え、3Rに左ハイキックとパンチのラッシュで2度ダウンを奪うと、さらにパンチのラッシュで3度目のダウンを奪いKO勝利を収めた。
2017年11月23日、K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ヘビー級王座決定トーナメント~にてビクトー・サラビアと対戦し、右バックスピンキックを右わき腹に決めてからの左ボディブローでサラビアを沈め、1RKO勝利を収めた。
2018年1月14日、年間表彰式「K-1 AWARDS 2017」が初開催され、最優秀選手賞(MVP)を受賞した。
2018年3月21日、K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K'FESTA.1~にてK-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王座の防衛戦で久保賢司と対戦し、左三日月蹴りを効かせると左ハイキックを打ち込み、続けて右ボディフック、顔への右フックと畳み掛けダウンを奪うと、立ち上がった久保に左ハイキック、そして最後は右フックでダウンを奪いKO勝利を収め、王座の初防衛に成功した。
2019年6月30日、K-1 WORLD GP 2019 K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメントに出場。
1回戦でアレックス・リーバスにKO勝ち。
準決勝では玖村修平にKO勝ち。
決勝では玖村将史にKO勝ちを収め優勝を果たした。
2020年12月13日、K-1 WORLD GP 2020 JAPAN IN 両国国技館をもってスーパーバンタム級王座を返上し、ボクシングへの転向を表明。
大橋ジムに所属し八重樫東トレーナーの指導の下でトレーニングに励む事を明らかにした。
ボクシング転向のきっかけは、蹴るのが難しくなる怪我をしたのが一番大きな理由と語っている。
プロボクシング
2021年2月11日、国立代々木競技場で開催のチャリティーボクシングイベント『LEGEND』で元WBO世界フライ級王者・木村翔と対戦した。
2021年3月11日、後楽園ホールでデビュー戦として高井一憲と対戦し、1回1分43秒TKO勝ちを収めた。
2021年9月9日、後楽園ホールで竹田梓と対戦し、1回2分57秒TKO勝ちを収めた。
POWER OF DREAM
武居が所属していたキックボクシングジム。
ジムの会長・古川誠一の方針で、一般会員の他に、素行に問題のある子供たちを引き取って自宅で共同生活をさせながら技術面と礼儀の指導を行っており、武居も10歳からボクシング転向まで会長の自宅に住み込んでトレーニングを受けていた。
武居は最初の頃は練習が嫌で巧妙な嘘をついてサボりまくっていた。
ボクシング転向に伴って所属選手ではなくなったが、出稽古での練習を継続する意向を示している。
会長の妻は自宅でのジム生たちとの同居生活について「最初はビックリしたが、みんな良い子で気にならない」と話し、自身の子供たちと共にジム生たちの面倒も見ている。
ジム所属選手には、第3代K-1 WORLD GPフェザー級王者の江川優生、第5代Krushバンタム級王者の佐々木洵樹、初代K-1 WORLD GPクルーザー級王者のシナ・カリミアンらがいる。
エピソード
武居選手の母は日夜働きづめでしたので、ほとんど息子にかまってあげられなかったそう。
そんな武居選手は「寂しい」「母親にかまってほしい」という思いが日に日に強くなっていきます。
そこで武居選手はどうしたら母親がかまってくれるのか?
と考えた結果、泥棒をして注意を引けば、かまってくれるのではないか?と考えてしまいます。
それからというもの当時、小学生だった武居選手は、ほぼ毎日、母親の財布からお金を盗み豪遊する生活を送ります。
金額は毎回、1万円ほどでゲームを買ったり遊びに使っていたそうです。
母親曰く、盗み癖がすごくて、人様のお金にも手を付けていた。
と語るほど、度が過ぎた悪ガキでした。
注意しても盗み癖は治らなく、総額150万円以上のお金を母親から盗んでいたそうです。
そこで手に負えなくなった母が知人に紹介してもらったのが足立区にあるpower of dreamというジム。
そこでそのジムに雇われいた古川誠一さんという方に出会い武居選手の格闘家としての人生が始まる。
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まとめ
私は彼のことをK1の時に知ったのですが、第一印象は「真面目で優しい子」でしたが小さな頃は悪ガキだったことに衝撃を受けています。
悪さをやめない武居選手に母親は業を煮やし、ついに親子心中を決意するほどだったらしく古川誠一さんとの出会いがなければどうなってたのことでしょうか。
キックボクシングからボクシング転向するのが増えてきていますが武居選手のこれからの活躍に期待していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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