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格闘技用品店オーナーをしております。格闘技に関して投稿していきます。

【今さら聞けない】PPVって何?分かりやすく解説!

今までの日本の格闘技は主にテレビで見ることができましたよね。

でも最近はテレビ放送なしのPPVで視聴可能!と言った事がよく言われます。

次回の井上尚弥選手の防衛戦もテレビ放送がなくPPVでの視聴になる予定でこれからの日本格闘技会はおそらくPPV推進していくと思われる

「みんなPPVとか言ってるけど何それ?」と言った疑問を分かりやすく解説説明していきます。

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PPVとは

ペイ・パー・ビュー( pay-per-view、略称はPPV)は、有料コンテンツに料金を支払って視聴するシステム。

放送では、主に衛星放送やケーブルテレビ、インターネットで利用されており、視聴者は1番組ごとに視聴料金を支払い、テレビやスマートデバイスやパソコンで番組を視聴する。

放送される番組は、スポーツ、映画、音楽、アニメ、ポルノなど多岐に渡る。

類似する課金方法として、1日単位で課金するペイ・パー・デイ(Pay Per Day, PPD)や、一連の番組群をセットにしたペイ・パー・シリーズ(Pay Per Series, PPS)がある。

ちょー簡単に言ったら映画館で映画を見る際にチケットを買いますよね。

それを家のテレビやスマホ等でチケットを買って自宅で見る事ができるサービス。

歴史

アメリカで最初にペイ・パー・ビューが誕生した。1951年に電話線を使用したシステムであったが、テスト放送を行っただけで本放送の許可を得ることは出来なかった。

現在でも利用されているケーブルを使用したシステムは1972年に誕生した。1990年に入ると衛星放送を使用したシステムもペイ・パー・ビューで利用出来るようになった。

1975年10月のモハメド•アリ対ジィー•フレージャーでボクシングが初めて本格的にペイ・パー・ビューで放送された。

1980年のロベルトデゥラン対シュガー•レイ•レナードではペイ・パー・ビューが10ドル(約1000円)で販売され、15万5千件の販売件数を記録した。

日本では、長くケーブルテレビでのペイ・パー・ビューは行なわれず、1996年に東経128度CSデジタル放送のパーフェクTV!開局に伴いペイ・パー・ビュー放送が始まった。

日本での販売件数の記録は、2002年8月に行われた格闘技イベントDynamite!の約10万件と言われる

 

PPVのデメリット

この前Twitterの記事で読んだのだがPPVが流行ればもう学校で「昨日の試合見た?」などの会話がなくなると思うととても悲しいと言った声も上がっている。

あとやはり学生や貧困層には一回の試聴が約5000円と言うのは高額でありリアルタイムの緊張感を楽しみたくても楽しめない人は多いだろう。

ペイ・パー・ビューは莫大な収益を生み出す一方で、視聴者が高額なペイ・パー・ビュー視聴料金を支払える人達に限定されてしまうという問題も抱えている。

HBO元社長のロス•グリーンバーグは「ペイ・パー・ビューの発展はボクシングにおける最大の経済問題だ。

ペイ・パー・ビューがこのスポーツを助けているとは言えない、視聴者を限定することになるのでこのスポーツに損害を与えている」と述べている。

PPVのメリット

正直見る側からしたらなんのメリットも無く、デメリットしかありません。

しかし格闘技では選手やプロモーター(興行)は大きなメリットになります」。

アメリカでは人気ボクサーになると試合がペイ・パー・ビューで放送されるようになり、より多くのファイトマネーを稼ぐことが出来るようになる。その為、ペイ・パー・ビューで試合が放送されることはボクサーにとって一種のステータスとなっている。

アメリカでは1年につき3~5イベント程度がペイ・パー・ビューで放送されており、販売件数が100万件を越える人気のイベントもあれば10万件以下のイベントもあるが、そのような極端な例を除けば1イベント当たりの平均販売件数は20万~30万件である。

ペイ・パー・ビューのビジネスモデルは最終収益からケーブル放送と衛星放送の配給会社が約50%、そしてテレビ局が5~10%をそれぞれ受け取り、残った分がプロモーターの取り分となるのが慣例となっている。

 

最多販売記録

最多販売記録は、2015年5月2日に行われたフロイド•メイウェザー•ジュニア対マニー•パッキャオの460万件。

最多販売記録歴代2位は2017年8月26日に行われたフロイド・メイウェザー・ジュニア対コナー・マクレガーの430万件。

歴代3位は2007年5月5日に行なわれたオスカー•デ•ラ•ホーヤ フロイド・メイウェザー・ジュニアの240万件である。

 

歴代PPV販売件数

選手 合計販売件数 競技
アメリカ合衆国の旗フロイド・メイウェザー・ジュニア 2473万件 2005–2021 ボクシング
フィリピンの旗マニー・パッキャオ 1974万件 2005–2021 ボクシング
アイルランドの旗コナー・マクレガー 1792万件 2015–2021 MMA

日本でPPVを取り入れている会社、視聴方法

こちら🔻格闘技ブログさんの記事でものすごく分かりやすく解説されていますのでご覧ください。

https://kick.tokyo/rizin-viewing/

まとめ

おそらくこれからの日本の格闘技会もPPVを取り入れていくと思われる。

視聴者側からするとメリットがなくデメリットだらけではあるが選手にはメリットがある。

応援している選手を直接応援にいけない時にはPPVはメリットとなるが、格闘技用品店オーナーとしてはTwitterの記事で読んだもう学校で「昨日の試合見た?」などの会話がなくなることに対しては懸念を抱いている。

現在の格闘技ブームがPPVにより落ちないことを望んでいる。

 

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