【ボクシング】AIBA世界ボクシング選手権金メダリストの岡澤 セオンと坪井 智也についてまとめてみた
第21回AIBA男子世界選手権大会が2021年10月19日から2021年11月04日までセルビア共和国・ベオグラードで行われた。
バンタム級で坪井智也、ウェルター級で岡澤セオンが日本人男子として初の金メダルを獲得した。
今回はそんな快挙を遂げた岡澤 セオンと坪井 智也についてまとめていきたいと思います。
AIBA男子世界選手権大会とは?
国際ボクシング協会 (AIBA)が主催するボクシングの世界大会である。
1974年に第1回開催。当初は4年に1度の開催であったが、1989年からは2年に1度の隔年開催となった。
オリンピックと並ぶアマチュアボクシングの権威ある大会となっている。
日本人では第2回フライ級で石井幸喜、第14回ライトウェルター級で川内将嗣がともに銅メダルを、第16回ミドル級で村田諒太が銀メダルを獲得している。
そして第21回バンタム級で坪井智也、ウェルター級で岡澤セオンが金メダルを獲得した。
岡澤 セオン
プロフィール
本名:岡澤 セオンレッツクインシーメンサ
通称:岡澤 セオン
身長:179cm
階級:ウェルター級
所属:NSPA
スタイル:サウスポー
出身:山形県
誕生日:1995年12月21日
主な獲得タイトル
- 第21回AIBA世界ボクシング選手権(2021年ベオグラード)ウェルター級金メダル
- 第30回アジアアマチュアボクシング選手権(2019年バンコク)ウェルター級銀メダル
- 第88回全日本ボクシング選手権大会(2018年茨城)ウェルター級優勝
- 第89回全日本ボクシング選手権大会(2019年鹿児島)ウェルター級優勝
動画
来歴
ガーナ人の父と日本人の母の間に生まれ、本名は岡澤セオンレッツクインシーメンサ。
小・中学校では9年間レスリングに熱中した。
レスリングでの五輪出場を目指し、高校でも競技を続けるつもりだったが入試に失敗。
レスラーとしての道を失い、進学した日本大学山形高等学校ではラグビー部か陸上部に入部しようと考えていたところ、先輩に目をつけられほぼ強制される形でボクシング部へ入部した。しかし、3年時に山形県高校総体のライト級を制覇すると、インターハイでも5位入賞を果たした。
中央大学進学後も1年時に全日本選手権と国体のライトウェルター級に出場し、国体では3位入賞。
4年時には国体準優勝。
大学卒業後はボクシングを引退するつもりで就職先も内定していたが、鹿児島県体育協会から2020年の鹿児島国体に向け強化指導員兼選手として誘われると、卒業後もボクシングを続ける道を選んだ 。
2018年の全日本選手権で初優勝。
2019年、初の国際大会としてアジア選手権に出場し、日本人では36年ぶりとなるウェルター級銀メダルを獲得した。
同年の世界選手権にも出場したが、準々決勝で敗れてメダルを逃した。
2020年東京オリンピックへ向けた第一関門となる全日本選手権では2012年ロンドン五輪代表の鈴木康弘を破って連覇を達成し、大会MVPも獲得した。
2020年の東京五輪アジア・オセアニア大陸予選では5位決定戦に回ったものの、これに勝利して五輪出場権を獲得した。
2021年2月11日、国立代々木競技場で開催のチャリティーボクシングイベント『LEGEND』で日本スーパーライト級ユース王者・佐々木尽と対戦した。
2021年4月に鹿児島県体育協会からINSPAに移籍した。
7月の東京オリンピックボクシング競技男子ウェルター級では2回戦に進んだが、金メダルを獲得したロニエル・イグレシアス(キューバ)に2-3で判定負けした。
11月にセルビアの首都ベオグラードで開催されたAIBA世界ボクシング選手権のウェルター級に出場。
同選手権では日本人初となる金メダルを、バンタム級の坪井智也と共に獲得した。
エピソード
父が名付けたセオンという名前は、古代エジプトの戦いの神セトに由来する。
INSPAに移籍後はスポンサー収入だけで活動する「プロのアマチュアボクサー」となり、日本ボクシング連盟の協力のもと自ら支援相談に出向くなど約20社の企業からサポートを受けて、遠征やケアの費用も自費で賄っている。
連盟からはアマチュアボクサーのロールモデルになることを期待されている。
2021年10月に株式会社スポーツビズとマネジメント業務契約を結んだ。
坪井 智也
プロフィール
本名:坪井 智也
身長:161cm
階級:ライトフライ級・フライ級
所属:自衛隊体育学校
スタイル:オーソドックスファイター
出身:静岡県
誕生日:1996年3月25日
主な獲得タイトル
- 第65回全国高等学校総合体育大会ボクシング競技大会 - ピン級3位
- 第66回全国高等学校総合体育大会ボクシング競技大会 - ライトフライ級3位
- 第68回国民体育大会ボクシング競技 - 少年ライトフライ級準優勝
- 第84回全日本ボクシング選手権大会 - ライトフライ級優勝
- 第85回全日本ボクシング選手権大会 - ライトフライ級優勝(2連覇)
- 第71回国民体育大会ボクシング競技 - 成年ライトフライ級優勝
- 第86回全日本ボクシング選手権大会 - ライトフライ級優勝(3連覇)
- 第72回国民体育大会ボクシング競技 - 成年ライトフライ級優勝(2連覇)
- 第87回全日本ボクシング選手権大会 - ライトフライ級優勝(4連覇)
- 第89回全日本ボクシング選手権大会 - フライ級準優勝
- 第21回AIBA世界ボクシング選手権 - バンタム級金メダル
動画
来歴
静岡県浜松市で生まれ、浜松市のアマチュアボクシングジムリードでボクシングを始めた。
静岡県立浜松工業高等学校(情報技術科)を経て、2014年、日本大学に入学した。
2017年、関東大学ボクシングリーグ戦史上5人目となる「20連勝4年間無敗」を達成し、年間表彰努力賞を受賞した。
2020年東京オリンピックのボクシング競技実施階級からライトフライ級がなくなるため、フライ級に階級を変更した。
しかし2019年の全日本選手権フライ級決勝で田中亮明に敗れ、オリンピック出場を逃した。
2021年11月にセルビアのベオグラードで開催されたAIBA世界ボクシング選手権のバンタム級(54kg)に出場。
同選手権では日本人初となる金メダルを、ウェルター級の岡澤セオンと共に獲得した。
エピソード
小1から空手を始めてボクシングは小6から始めた。
東京五輪代表争いで五輪銅メダリストの田中亮明に惜敗した際に「ボクシングをやめようと思ったが、ここで終わったら後悔すると思った」そこで従来のアグレッシブにパンチを振り回すスタイルに加え、「勝つための戦略」を重視し離れて試合をコントロールする術も身に付けた。
まとめ
日本アマチュアボクシング界の快挙であり、あのオリンピック金メダリストの村田選手も金メダルを取ることはできなかった大会で日本史上初となる金メダルをW獲得は燃えましたね。
21回開催されている中でまだ日本での開催はない、今回の結果で日本で開催される日も近いかもしれませんね。
2人はプロに移行する雰囲気は今のところありませんので次回オリンピックでの金メダルに期待ですね!
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